當作靖彦(とうさくやすひこ) In

カリフォルニア大学サンディエゴ校教授。同校言語学部大学院修了。言語学博士。同校環太平洋・国際関係大学院外国語プログラムディレクター、学部日本語プログラムディレクター。

専門は言語習得理論、外国語教授法。米国ナショナルスタンダーズ理事会日本語代表、 外国語教育ロビー団体Joint National Committee on Languages 日本語代表、AP日本語・日本文化プログラム開発委員会初代委員長、米国日本語・日本文学学会元会長、米国日本語教育学会元会長、現在同会常任顧問、コンピュータと日本語教育国際学会会長などの教育関係の要職を歴任。

米国の大学生を対象とした初級、中級日本語教科書“Yookoso!: Invitation to Contemporary Japanese”、”Yookoso!: Continuing with Contemporary Japanese”(McGraw-Hill)、『ドラえもんのどこでも日本語(共著)』『NIPPON3.0 の処方箋』(講談社)など著書多数。 『外国語学習のめやす—高等学校の中国語と韓国語教育からの提言』作成プロジェクトの監修者、日本語教育グローバルネットワーク・アーティキュレーションプロジェクト責任統括者などをつとめる。

本シンポジウムで統括講演をお願いした當作靖彦(とうさくやすひこ)先生は、長年にわたって、日本語教育、外国語教育に携わっていらっしゃいました。専門は言語習得理論、外国語教授法でいらっしゃいます。

言語教育については世界各地で多数の講演もなさっており、特にグローバル化の時代である21世紀に必要とされる人材となるためには、コミュニケーションと協働作業によって「つながり」を作る能力と、21世紀が直面する環境、人口移動、気候変化、エネルギー、食糧などの複雑な問題を解決する「高度の思考力」という2つの能力を持つ必要があると述べられています。語学教育の現場とはまさにこのような能力を発達させる場であり、本シンポジウムにおいても「つながる」力と「高度の思考能力」を含む「社会力」を養うための日本語教育とグローバル人材の育成について、大変興味深い講演になると確信しております。